2月25日にチューリップ賞の1週前追い切りを行ったウインファビラス(撮影:佐々木祥恵)
昨年の阪神JF(GI)で2着の
ウインファビラス(牝3・美浦・畠山吉宏)が、チューリップ賞(GIII・芝1600m)に向けてウッドチップコースで1週前追い切りを行った。追い切り後の畠山調教師のコメント。
「前走の阪神JFは、スタートが悪く外から出して行って向正面で力むところがありましたが、直線では伸びてきてくれましたね。前走後は北海道の
コスモビュー
ファームに放牧に出て楽をさせた後、ビッグレッド
ファーム鉾田に移動しました。チューリップ賞から逆算して鉾田で追い切りを消化して、トレセンに戻ってきました。
帰厩後もほぼ予定通りに来ていて、先週の70-40から今週は一段階上がったかなと思いますし、順調ですね。今日追い切った反動が出なければ、予定通りチューリップ賞に向かえるでしょう。馬体重はあまり変わらず、440〜50キロくらいだと思います。放牧に出ていたのが短期間でしたので、大きく変わったところはありませんが、これから体が変わってきてくれるのではないかという伸びしろの部分で期待はしています。
気の良いところがありますし、お母さんは1400mくらいがベストだったので、今後はそれがどう出るかなのですが、父ステイゴールドの良い部分が出て距離もこなしてほしいですね。今後、精神面の成長も必要だと思いますし、我慢させることも教えています。これまで5戦のうち東京が2戦で、あとは福島、新潟、阪神と半分以上が輸送競馬なんですけど、その時も特に問題は出ていませんし、輸送競馬は気にはしていません」
(取材・写真:佐々木祥恵)