素軽い動きを披露したナタリーバローズに角田師「いい方に向かっています」/フィリーズR

2016年03月09日 12:00

桜の権利をつかみたい素質馬ナタリーバローズ

 復帰戦で2着と上々の滑り出しに思えたナタリーバローズだが、角田師の表情は曇りがちだ。「本当は勝ってトライアルに行きたかったけどね」。休み明けのうえに昇級初戦。それを思えば善戦とも言える内容だったが、厳しいジャッジは同馬に対する期待の表れだろう。格上重賞挑戦となる今回も“勝算あり”の参戦だ。

 前走を振り返る。「休み明けだったし、渋った馬場もこたえた。それに、外枠で前に壁をつくれず、少し掛かり気味にもなった」。直線はふらつきながらも勝ち馬を猛追。わずかに差し届かなかったが、しぶとい走りで能力の高さを再認識させた。その内容には、指揮官も一定の評価を与える。

 出来は良化。6日は栗東CWで追われ、しまい重点に素軽い動きを披露した。「叩いてガタッと疲れが出るのでは、と心配していたが、反動もなく、順調に来ています。体重は変わらなくても、馬体に締まりが出てきました。いい方に向かっています」。上積み十分の今回は、より質の高いパフォーマンスを見せられそうだ。

 重心の低いフォームは父メイショウサムソン譲り。母ルビーレジェンドは06年菜の花賞でコイウタの2着に好走した実績があり、スラッとした脚の長さやストライドの大きさは母によく似ている。「跳びのきれいな馬なので、良馬場の方が力を出せる。何とか権利を獲りたいね」。抽選を突破し、一気に桜花賞候補へ名乗りを上げる。

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