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デンコウアンジュ=栗東坂路で4F64秒7。加納助手は「本当にいい感じですね」と声を弾ませる。2歳女王を唯一負かしている馬。チューリップ賞5着を叩いての一戦に「反動もなく、間違いなく上積みはある。前走の1、2着とは、差が縮まっていると思う」と力強く言い切った。
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アッラサルーテ=イレ込むそぶりもなく馬房へ収まった。「状態は前走よりもいいね」と森厩務員は好仕上がりを約束した。13年桜花賞馬
アユサンを手掛けた腕利きのベテランは「マイルの前走でも頑張っていた。ただ相手は強いかな」と無欲の挑戦で2度目の戴冠を狙っている。
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ジープルメリア=栗東坂路をゆっくり駆け上がった。普段通りの調整を消化して決戦に備えた。「全体的に雰囲気はいいですよ。どちらかといえばダートの適性が高いけど、芝でも問題ない。ゲートがもうひとつなのでいいスタートを切りたい」と南井助手は好感触だ。
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アットザシーサイド=霧が立ちこめてきた午前7時過ぎに栗東DPを1周。川上助手は「いつもと同じような感じです」と安どの表情を浮かべる。メンバーを見渡して「強過ぎますよね」と控えめだが「叩いて馬はピリッとしてきました。どこまでやれるか」と善戦を期待していた。
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レッドアヴァンセ=栗東坂路を軽めに1本。ゆったりと駆け上がり、4F71秒2をマークした。「カリカリすることなくいい感じです。前走も状態は悪くなかったし、今回もいいですよ」と橋本助手。「ここを使うにあたってはずかしくない仕上がりができたと思います」と前向きだ。
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シンハライト=最終調整は栗東坂路で4F68秒3。「落ち着いていた。折り合って乗れていたし、いいと思う」と荻野斉助手は好感触を伝える。「毎回変わってきている感じ。フットワークが伸びて、全身でちゃんと走れるようになってきた」とさらなる上昇度を口にした。