藤岡佑介騎手が跨ってヴィクトリアマイルの1週前追い切りを行ったシングウィズジョイ(右、撮影:井内利彰)
前走中山牝馬Sでは15着に敗れたシングウィズジョイ(栗東・友道康夫厩舎)。その後は一旦放牧に出されて、4月16日にグリーンウッドから栗東へ帰厩。今朝4日は次走予定のヴィクトリアマイル(5月15日・東京芝1600m)で初コンビとなる藤岡佑介騎手が跨っての追い切りを行っている。
CWへ入場して、アドマイヤカーリン、ヴェルステルキングが先行する流れを追走。6F標識ではかなり前との差がひらいていたが、3コーナーあたりで射程圏という位置。前は早目にラップを落としていたので、見た目の余力は前の方が断然という感じ。
しかし、内からヴェルステルキングに並びかけると相手の手が先に動いて、シングは相手を見る余裕があるくらい。最後に仕掛けられると簡単に先着してゴール。時計は6F80.3〜5F66.9〜4F52.7〜3F38.6〜1F11.9秒と全体も終いも速い。道中は少し緩急のあるラップになっているし、いつも以上に中身の濃い1週前追い切りになったのではないだろうか。
(取材・写真:井内利彰)