「デイリー杯2歳S・G2」(15日、京都)
中京2歳Sでレコード勝ちを収めた
キャンディードが一歩リード。小倉の芝千二でデビューVを飾ると、初の重賞舞台でも圧巻の
スピード劇を披露した。中団にポジションを取ってリズム良く運ぶと、上がり最速となる3F33秒9の末脚でラ
イバルをまとめて抜き去った。距離が1F延びて初のマイル戦となるが、「ひと夏を越して精神的にも肉体的にも成長を感じる」と松下師。重賞連勝を果たし、暮れの大一番へ駒を進めたい。
同レースで3着に食い込んだ
マイケルバローズが逆転の一番手。レースセンスが高く、楽に好位につけられる先行力が魅力だ。3代母アルーリングアクトは99年小倉2歳Sを制し、祖母アルーリングボイスは05年の小倉2歳SとファンタジーSを制覇。母系からは早熟の血が流れており、完成度の高さで初タイトルをつかみにいく。
函館2歳Sを完勝した
エイシンディードや、マイルの新馬戦で5馬身差Vを決めた
カヴァレリッツォなど、未知なる可能性を秘めた若駒が熱い火花を散らす。