17日の阪神6R・2歳新馬(芝2000m)で、アグネスタキオン(01年皐月賞-GI)、アグネスフライト(00年日本ダービー-GI)の全弟となる
アグネスサージャン (牡2、栗東・藤岡健一厩舎、父サンデーサイレンス)がデビュー戦を迎える。レースでは四位洋文騎手が騎乗する。
同馬は、父サンデーサイレンス、母は90年桜花賞(GI)の勝ち馬
アグネスフローラ(その父ロイヤルスキー)という血統。全兄に無傷の4連勝で01年皐月賞に優勝し、新種牡馬として活躍中のアグネスタキオン、00年日本ダービーをハナ差で制したアグネスフライトがいる。本馬は03年4月25日生まれで、現2歳世代がラストクロップとなるサンデーサイレンス産駒の中でも最も遅くに生まれた“最後の産駒”。昨年の第5回阪神第3週の新馬戦(芝2000m)優勝馬はディープインパクトで、大物がデビューするといわれるこの新馬戦は、いやが上にも注目が集まる。
阪神6R・2歳新馬は13頭立てで行われ、注目は
Fantastic Light産駒の
ナイアガラ (牡2、栗東・池江泰郎厩舎)。03年セレクトセールにて6200万円で落札された馬で、母レーヴドスカーはサンタラリ賞(仏G1)の勝ち馬という血統。他にも、半兄にムッシュシェクル(94年阪神大賞典-GIIなど重賞3勝)、
シクレノンシェリフ(93年毎日杯-GIII)がおり、セレクトセールで2500万円の値がついた
テイエムハーン(牡2、栗東・新川恵厩舎、父ダンスインザダーク)、産駒が好調なアグネスタキオン産駒
アグネスダリア(牡2、栗東・長浜博之厩舎)などが出走する予定。
また、18日の阪神5R・2歳新馬(芝1400m、16頭立て)には、全姉に
トゥザヴィクトリー(01年エリザベス女王杯-GIなど重賞4勝)、全兄にサイレントディール(03年シンザン記念-GIIIなど)がいる
ギーニョ(牝2、栗東・池江泰郎厩舎、父サンデーサイレンス)、母がマイルCS(GI)など重賞6勝を挙げた
シンコウラブリイで、近親に活躍馬が多数いる
ロードアルファード(牡2、栗東・山内研二厩舎、父エルコンドルパサー)や、母は91年エリザベス女王杯(GI)の覇者
リンデンリリーで、半姉に
ヤマカツリリー(03年フィリーズレビュー-GII)がいる
ハナイチリン(牝2、栗東・飯田雄三厩舎、父ボストンハーバー)などがデビュー予定。こちらも注目を集める1戦となりそうだ。