「関東オークス・Jpn2」(15日、川崎)
2番人気の
タイニーダンサーが道中3番手のポジションから、直線で鋭く抜け出して快勝。2着にはしぶとく伸びた7番人気の
ミスミランダーが入り、逃げ粘りを図った1番人気の
アルセナーレは、ラストでやや失速気味となり3着に敗れた。
昨年のNAR最優秀2歳牝馬が力強く復活の勝利を決めた。先手を奪って逃げ込みを図る
アルセナーレを、直線でかわした
タイニーダンサーは後続に2馬身半差をつけてフィニッシュ。昨年11月の北海道2歳優駿(門別)以来となるタイトルをゲットした。
初コンビを組んだ戸崎圭は、「返し馬でも落ち着いていたし、レースでは折り合いを重視して乗った。スタートも決められたし、いい流れだった。強い競馬を見せられたと思います」と会心のレース内容を振り返った。
管理する伊藤圭師も実力馬の復権に安堵(あんど)の表情。「ここ2戦は結果を出せなかったので、本当にホッとしている。勝負根性がすぐれていてバネがあります」と素質を高く評価する。今後のプランは未定だが、さらなる飛躍に大きな期待がかかる。