半兄にJDDを勝ったカフェオリンポスがいる血統のマイネルユニブラン(撮影:佐々木祥恵)
今週、福島でデビューする2歳馬の中から、兄姉に活躍馬のいる2頭をピックアップした。
尾関知人厩舎のアンネリース(牝2・父ヴィクトワールピサ 母マンバラ 母父Linamix)は、同厩舎でマーメイドS(GIII)で2着をするなど,4勝を挙げたコスモバルバラが半姉にあたる。
「先週しっかり追い切っています。先週は前の馬に追いつくまでモタモタしていましたが、今週(7/20)は楽についていけましたし、最後は余力がありました。良い感じで競馬に向かっていけそうです。牧場でも同期の中では上位の評価でしたし、こちらに入厩してからも順調に来ています。どちらかというとスパッと切れるタイプではなく、渋い感じがしますね。姉が未勝利を勝ち上がるまで時間がかかったということもありますし、この馬自身は5月31日で遅生まれなので、ここで勝つようならなおさら楽しみになりますね」と尾関調教師は、将来も含めて期待をかけていた。
※7月23日(土)福島5R 2歳新馬 牝馬限定 芝1800m 柴田大知騎手
高橋裕厩舎のマイネルユニブラン(牡2・父スズカマンボ 母コニャックレディ 母父Olympio)は、半兄にジャパンダートダービー(GI)を勝つなど、ダート路線で活躍したカフェオリンポスがいる血統だ。高橋調教師のコメント。
「福島2週目の芝1800mでデビューしたマイネルラプティス(牡2・美浦・高橋裕)と同じくらい走りそうですね。長めの距離の馬だと思っていましたので、早いうちから2000mのこのレースを狙っていました。少しジリ脚っぽいところもあるなとは思いますが、前めで競馬はできるのではないでしょうか。追い切りを重ねるごとに、良くなってきています」
※7月24日(日)福島5R 2歳新馬 芝2000m 津村明秀騎手
(取材・写真:佐々木祥恵)