先週のトレセンニュースで帰厩情報をお伝えしたアンジュシャルマン(栗東・佐々木晶三厩舎)。ここまで順調に調教を消化しており、今朝10日は新潟2歳S(8月28日・新潟芝1600m)に向けた2週前追い切りを坂路で行っている。

　スタート地点からパフュームボムと馬体を並べる形で登坂。パワーよりもスピードを感じさせる軽快な走りで手応えは終始楽。ラスト1F標識で相手が脱落しても、気にすることなくまっすぐにゴールを目指す。1F目を13.5秒で入っているので、相手が失速するのは当然。全体時計は4F52.0〜3F38.5〜2F25.8〜1F13.0秒と急加速したわけではなく、ずっと速いラップを踏み続けている感じ。

　少しテンションの上がりやすい馬だけに、これからの調整も重要になることは間違いないが、現時点では申し分ない動きを見せていると評価してよいだろう。

(取材・写真：井内利彰)