「新馬戦」（１７日、阪神）

　旬の血統だ。キャラバン（牡、父ダイワメジャー、栗東・石坂）が土曜阪神５Ｒ（芝１４００メートル）でデビュー。先週、紫苑Ｓを完勝したオークス３着馬ビッシュの異父弟にあたる。

　小柄な姉は切れで勝負するディープ産駒。４８０キロほどの馬体に恵まれたダイワメジャー産駒に目をやった松岡助手は「タイプが違う」と話す。「ゲートが速く、前向きな気性。スピードがあって、しぶとい。併せてからの勝負根性もいい」と強調材料を並べた。

　栗東坂路で５本の併せ馬を消化。１週前は４Ｆ５５秒５-１２秒８と目立つ時計ではないが「コース（ＣＷ）の走りがいいから、競馬で血統馬らしさが出れば。乗り味はいいし、実戦向きだと思う」と期待する。ルメールを背に、デビューＶを狙う。