札幌競馬場でHTB賞を勝ち、そのまま栗東へ移動したミッキーロケット(栗東・音無秀孝厩舎)。9月8日には坂路で終い重点の追い切りを消化。今朝14日は神戸新聞杯(9月25日・阪神芝2400m)に向けた1週前追い切りを行っている。

　坂路でアクションスターとの併せ馬だったが、2F目から一気にスピードアップして、3F目は11.9秒と速いラップ。ここでアクションスターは脱落するような感じで、最後の1Fは失速する相手に楽々と先着した。時計は4F50.8〜3F36.7〜2F24.1〜1F12.2秒で自己ベストを更新。皐月賞13着のリベンジを果たすべく、体調は万全に近い状態で整っている。

　今春にすみれSを勝っているジョルジュサンク(栗東・鮫島一歩厩舎)も、坂路で神戸新聞杯の1週前追い切り。オルロフとの併せ馬だったが、最後の追い比べでジリジリと差をつけられて遅れてゴール。時計は4F53.6〜3F39.0〜2F25.4〜1F12.9秒。馬場の荒れた時間帯ではあったが、先週のCWでの動きもひと息だっただけに、こちらはいかにも休み明けといった印象が残る。

(取材・写真：井内利彰)