24日(土)にアメリカ・ペンンシルヴェニア州のパークス競馬場で行われたGIコティリヨンS(d8.5F)は、オッズ1.3倍の1番人気に推されたソングバード(牝3、父メダグリアドロー)が快勝。デビューから継続している無敗の連勝を11に伸ばした。
ここでの主な敵は、GIケンタッキーオークス(d9F)勝ち馬キャスリンソフィア(牝3、ストリートセンス)と、GIエイコーンS(d8F)勝ち馬カリーナミア(牝3、父マリブムーン)の2頭だった。
ことに、7月24日にサラトガで行われたGICCAオークス(d9F)で、3コーナーから後続を引き離す「必勝パターン」に入ろうとしたソングバードに執拗に絡んで行き、最後は5.1/4馬身差の2着に完敗したものの、直線入口では一瞬先頭に立つ競馬を見せたカリーナミアが、どんな競馬をするかに注目が集まった。
レースは、1番枠から出たカリーナミアが逃げ、ソングバードは2番手を追走。3コーナーを過ぎるとカリーナミアの外に馬体を併せたソングバードが、直線に向く前に先頭に立つと、余裕の脚色でゴールまで駆け抜けて優勝。5.3/4馬身差の2着がカリーナミアで、更に6.3/4馬身遅れた3着がキャスリンソフィアだった。
ソングバードは次走、11月4日にサンタアニタで行われるGIBCディスタフ(d9F)で、いよいよ古馬と初めて対戦する予定。
GI・10勝のビホールダー(牝6、父ヘニーヒューズ)、7月31日のGIクレメントハーシュSでビホールダーに2年2か月振りの敗戦を味わせたステラーウィンド(牝4、父カーリン)らと、どのような競馬をするかが注目されている。
(文:合田直弘)