30日、大井競馬場で行われた東京2歳優駿牝馬(2歳牝、南関東G1・ダート1600m、1着賞金2000万円)は、内田博幸騎手騎乗の圧倒的1番人気(単勝120円)ダガーズアラベスク(牝2、船橋・川島正行厩舎)が、好位追走から早めに先頭に立つと、大外から末脚を伸ばしたアーペレーヌを1馬身押さえ優勝した。勝ちタイムは1分42秒8(良)。さらに1.1/2馬身差の3着には、7番人気カネショウメロディが入った。2番人気のスターオブジェンヌは先手をとれず5着に敗れた。

　勝ったダガーズアラベスクは、父ジェイドロバリー、母クィーンズダガー(父Rahy)という血統の首国産馬。叔父に02年中山金杯(GIII)3着のゴーステディ(父トニービン)、従弟には05年札幌2歳S(GIII)のアドマイヤムーン(父エンドスウィープ)がいる。牝系はヒシアマゾン(父Theatrical、エリザベス女王杯-GI)などと同じ一族。8月船橋のデビュー戦(ダート1000m)は2着に敗れるも、2戦目(船橋・ダート1500m)を10馬身、なでしこ賞(川崎・ダート1500m)を2.1/2馬身、重賞のローレル賞(川崎・ダート1600m)を7馬身と、楽勝続きの3連勝でここに臨んでいた。通算成績は5戦4勝(重賞2勝)。