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【チャンピオンズC】アウォーディー最終リハ合格点 新星いざ頂点へ

2016年12月01日 06:01

 首差遅れもきっちりと負荷をかけられたアウォーディー(左)

 「チャンピオンズC・G1」(4日、中京)

 ダート界のニュースターが躍動した。目下6連勝中のアウォーディーが11月30日、栗東CWで最終リハ。併せた相手にやや遅れたものの、タイムも含めて内容は合格点だ。鞍上は先週のジャパンCをキタサンブラックで制した武豊。名手のエスコートでJRA・G1初制覇を決める。なお、きょう1日に出走馬と枠順が確定。馬券は3日に前日発売される。

 天覧競馬として行われた05年の天皇賞・秋。当時騎手だった松永幹師を背に栄冠をつかんだヘヴンリーロマンスは、日本で母となった後、新たな可能性を求めて海を渡り、繁殖生活を送る米国で牡馬を授かった。“アウォーディー(受賞者)”と名付けられたジャングルポケット産駒は、日本に逆輸入され才能を開花。昨年9月にダート界に転じると連勝街道を突っ走り、頂点を狙う存在にまで上り詰めた。

 前走のJBCクラシックを含めて現在6連勝中。その全てをともにつかみ取ってきた武豊は「初めてダートに使ったのは遅かったが、1走ごとに力強さが出てきている、と感じていました。左回りのコーナーはすごくスムーズ。千八の距離、中京コースともにいいと思う」と、勝ち星を重ねるごとに進化してきた相棒に目を細める。

 頂上決戦に臨む準備も着々と整いつつある。最終追い切りは、栗東CWで僚馬フェルメッツァ(5歳1600万下)を10馬身近く追走。3〜4コーナーで差を詰めて6F82秒1-39秒0-12秒3を計時した。フィニッシュラインでは首差遅れたものの、中身の濃いスパーリングだったことは確か。十分に負荷をかけられたのは収穫だった。

 武豊にとって、松永幹師は「お世話になった先輩」。トレーナーとして辣腕(らつわん)を振るう師とビッグレースに挑めることについて「うれしいですね」と胸の内を明かした。今年はデビュー30年目となるメモリアルイヤー。先週のジャパンCをキタサンブラックで制するなど、充実したシーズンを送っている。

 2週連続でのG1奪取へ。名手は強い意志を持ってチャンピオンズCに挑む。「JRAのダートG1は二つしかなく、当然ここが目標の馬ばかり。メンバーは強力ですから、厳しいレースにはなるでしょう。それでも、おそらく主役だと思いますし、こういう馬で挑めるのは騎手として光栄なこと。プレッシャーはありますが、それに応えたい、という気持ちが強いです」。喝采の舞台は府中から中京へ。ペガサススタンドに見守られた長い直線が、もうすぐ名手と新星の王道となる。

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