新馬、もみじSと連勝して朝日杯FS(12月18日・阪神芝1600m)に出走を予定しているレッドアンシェル(栗東・庄野靖志厩舎)。今朝7日はレースに向けた1週前追い切りを、今回初コンビとなるV.シュミノー騎手が跨って行われている。

　2回目のハローが終了した時間帯だったが、サウンドターゲットを追走。向正面でのラップは遅かったが、3コーナーから一気にペースアップ。そこからのスピード感は抜群で、内からきっちり先着して、6F82.4〜5F66.1〜4F50.7〜3F37.2〜1F12.3秒と半マイルの時計が速い。鞍上との呼吸も合っていただけに、久しぶりや初めての距離など不安要素も気にならない。

　デイリー杯2歳Sで2着したボンセルヴィーソも朝日杯FSに向けた、CWでの1週前追い切り。松山弘平騎手を背に、タマモブローチ、ゼニステレスコープを追走する内容。2頭が2秒近く先行していたが、最後の直線では楽に追いつく形。タマモブローチが脱落して、最後はゼニステレスコープとの併せ馬になったが、きっちり先着してのゴール。

　時計は6F83.0〜5F68.0〜4F53.2〜3F38.8〜1F12.6秒と特に目立つ数字ではないものの、追い比べになってからの渋太さが評価できる内容。前走同様、すんなり先行できれば、レースペースの鍵を握る存在になりそうな感じ。

(取材・写真：井内利彰)