22日、京都競馬場で行われた平安S(GIII・ダート1800m)は、池添謙一騎手騎乗の5番人気{horse=2002103050:タガノゲルニカ}(牡4、栗東・池添兼雄厩舎)が、道中2番手追走から直線早めに抜け出すと、後ろから迫る2番人気ヴァーミリアンの猛追をアタマ差凌いで優勝した。勝ちタイムは1分50秒2(良)。さらに1.1/2馬身差の3着には11番人気ハードクリスタルが入った。
勝ったタガノゲルニカは、父ブライアンズタイム、母ブロードマラ(その父Thatching)という血統。05年4月に阪神(芝2000m)でデビュー。しかし芝のレースでは6戦して勝ち星を挙げることができず、7戦目の初ダート(札幌・ダート1700m)で初勝利を挙げる。その後はダートの沓掛特別(3歳上500万下)、高砂特別(3歳上1000万下)と連勝し、前走アレキサンドライトS(4歳上1600万下)も快勝していた。今日の勝利でダートでは負けなしの5連勝で、一気に重賞初制覇となった。通算成績11戦5勝(重賞1勝)。
鞍上の池添謙一騎手、管理する池添兼雄調教師共に同レース初制覇。池添謙一騎手はスイープトウショウで制した05年エリザベス女王杯(GI)以来となるJRA重賞制覇で通算18勝目。池添兼雄調教師は、ヤマカツスズランで制した02年マーメイドS(GIII)以来となるJRA重賞制覇で通算5勝目となった。