昨年はステイヤーズS連覇を達成、長丁場は得意なアルバート(左、撮影:佐々木祥恵)
長丁場のハンデ戦、ダイヤモンドS(GIII・芝3400m)に出走するアルバート(牡6・美浦・堀宣行)が、ウッドチップコースで1週前追い切りを行った。また今週、東京と京都でそれぞれ期待の2歳馬もデビューする。3頭について、森調教助手のコメント。
「アルバートは有馬記念(GI・7着)の後、短期放牧に出ました。こちらに帰厩してからは、来週のダイヤモンドSを目標に調整しています。昨年秋のステイヤーズS(GII・1着)と有馬の疲れが残っているのか、毛ヅヤや体の張りが物足りない中で、他の馬よりも控えめにしていました。今週と来週でどれだけ持っていけるかですね。
ソレイユドパリ(牡3・父Lemon Drop Kid 母Chatham 母父Maria's Mon)は日曜の京都6R(芝1800m)にムーア騎手でデビューします。530キロを超える大型馬で、スピードとパワーを兼ね備えています。調教でもずっと良い動きをしていました。先週除外されていますが、それも考慮して調整してきましたので、問題ありません。テンションが高めの馬なので、京都までの輸送がどうかといったところです。
サトノマックス(牡3・父ディープインパクト 母ラシャルマンテ 母父Indygo Shiner)は日曜の東京4R(芝1600m)にルメール騎手でデビューします。先週を予定していましたが、追い切り後に軽い熱発をしましたので、先週末まで軽めの調整にして、今日坂路で追い切りました。先週デビュー予定でしたから、馬はしっかり仕上がっていますし、動きも良い時と同じで、息もできています」
(取材・写真:佐々木祥恵)