コマノインパルスなど、弥生賞厩舎情報/美浦トレセンニュース

2017年03月01日 19:30

順調に調教メニューをこなしてきたコマノインパルス(撮影:佐々木祥恵)

 弥生賞(GII・芝2000m)に美浦から出走する各馬について、管理する各調教師の追い切り後のコメント。

■コマノインパルス(牡3・美浦・菊川正達)について、菊川調教師。
「考えていた通りの調教メニューを順調にこなしてきています。馬体には張りがあって、トモも丸味があって良い感じですね。レースでは毎回力を出してくれていますし、今回も本番に繋がるような競馬を期待しています」

■ダイワキャグニー(牡3・美浦・菊沢隆徳)について、菊沢調教師。
「前走(セントポーリア賞・3歳500万下・1着)は、新馬を勝った時と同じ東京の1800mでしたし、状態も上がっていましたから、強い相手とどのような競馬になるのか期待していましたが、その期待に応えてくれました。新馬戦ではパドックなどで馬っけを出して気性の激しい面を見せていましたが、2戦目である程度解消されてきました。少し競馬を覚えてきた部分もありますし、折り合い面でも上手に競馬ができました。抜け出してからも、しっかり走ってくれていましたね。

 前走後は在厩させて、まずは前走の疲れを取ることに重点を置きました。そこから目標を弥生賞に決めまして、それに合わせて調教を強化しながら、右回りの中山を攻略できるように調教をしてきました。先週北村(宏)騎手に乗ってもらって3頭併せでしっかり負荷をかけています。

 気持ちが入りやすい馬なので、今週はどちらかというと手を抜いたような感じで、かつ乗り手の意志をしっかり汲み取って走ってくれればという稽古内容でした。追い切りには僕が乗ったのですけど、良い意味で少しとぼけた部分もあって、それでいて最後はちゃんと走っていたので充分でしょう。暖かくなって体も絞れてきて、調教での動きもダイナミックになってきました。成長を感じられるので楽しみです。

 精神面では幼い部分もありますが、それも徐々に解消されてきています。肉体面では、強い調教をした後や、競馬の後の疲労の回復度合いが早くなってきましたね。馬体も良いですし、筋肉も柔らかくて素晴らしい馬ですよ。初めての中山2000mですが、こればかりは経験しないとわからないので、今回どのような走りをするのか僕自身も注目しています」

■ディアシューター(牡3・美浦・高木登)について、高木調教師。
「切れる脚はないですけど、長く良い脚を使ってくれるタイプです。うまく立ち回ることができれば、脚の使いどころ一つで好走できるのではないかと思います。前半はあまり押していかないようにして、リズム良く走らせたいですね」

■スマートエレメンツ(牡3・美浦・鹿戸雄一)について、鹿戸調教師。
「新馬戦(6着)で芝のレースを走った時には、フラフラしていましたので少し心配もありましたが、今日(3/1)の追い切りの動きは良かったですし、この動きならば大丈夫だと思います。オーナーと相談をして弥生賞を使う方向です」

(取材・写真:佐々木祥恵)

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