30日、86年の皐月賞(GI)を制したダイナコスモス(牡23)が、繋養先の門別町・門別牧場で老衰のため死亡したことが分かった。
ダイナコスモスは、父ハンターコム、母シャダイワーデン(その父ノーザンテースト)という血統。85年の4歳新馬(福島・芝1000m)でデビューし、2戦目で初勝利。同年の朝日杯3歳S(GI)で2着に好走している。翌年の京成杯(GIII-3着)、弥生賞(GII-2着)と惜敗したが、皐月賞を5番人気で制しGI初勝利。その後ラジオたんぱ賞(GIII)を制したが、脚部不安を発症し現役を引退した。通算成績10戦4勝(重賞2勝)。
種牡馬となってからは、95年マイルCS、96年安田記念(共にGI)を制した名マイラー・トロットサンダー、92年カブトヤマ記念、93年小倉大賞典(共にGIII)と重賞2勝のワンモアラブウエイ、95年大井記念を制したホウエイコスモスなどを輩出。02年に種牡馬を引退し、余生を門別牧場で過ごしていた。