阪神大賞典の1週前追い切りをCWで行ったシュヴァルグラン(写真最内・撮影:井内利彰)
先週もお伝えした阪神大賞典(3月19日・阪神芝3000m)に出走予定のシュヴァルグラン(栗東・友道康夫厩舎)の追い切り。今朝8日はレースの1週前追い切りを福永祐一騎手が跨って、CWでの3頭併せを行っている。
アドマイヤトリプル、インヴィクタを追いかける形で最後方。6F標識地点では先頭とは3秒近く差がある状態だった。少しずつ差を詰めていったが、昨年までならこの時点で少し手が動く感じ。しかし、今はそれがなくて楽に前を追いかけていける。
3コーナーからぐんとラップが速くなって、最後の直線は最内。ここでも目一杯に追われて前に追いつくのがやっとという過去に比べて、今では反応が断然素軽くなっている。最後はインヴィクタとの併せ馬になったが、軽く仕掛ける程度できっちり前へ出た。
時計は6F82.3〜5F67.4〜4F52.3〜3F38.1〜1F12.2秒。追い切り直後にジョッキーにその感触を聞いてみたが、やはりこれまでとは違った反応だったとのこと。ただ、今後に向けての課題もあるということなので、そのあたりが補われるとモデルチェンジしたシュヴァルグランが完成してくるのかも知れない。
(取材・写真:井内利彰)