3日、名古屋競馬場で行われたマイル争覇(3歳上、ダート1600m、1着賞金240万円)は、安部幸夫騎手騎乗の圧倒的1番人気(単勝120円)
ヨシノイチバンボシ(牡5、愛知・錦見勇夫厩舎)が、スタートから先頭に立つと、直線も粘り2番手から迫る3番人気
マイネフォクシーをクビ差抑えて逃げ切った。勝ちタイムは1分40秒9(重)。さらにクビ差の3着には2番人気
マルヨサンデーが入った。
勝った
ヨシノイチバンボシは、父トーヨーリファール、母スバルマドンナ(その父シェイディハイツ)という血統。03年にデビューし、全日本2歳優駿(交流GI)で
アドマイヤホープの3着に好走。04年の全日本サラブレッドC(交流GIII)でも2着に入るなど、実力を示していた。去年のかきつばた記念(交流GIII)ではノボトゥルーなどを破り、念願の交流重賞初制覇を達成。その後もサマーチャンピオン(交流GIII)で
アグネスジェダイのクビ差2着まで迫るなど中央勢相手に健闘した。地元名古屋で行われたJBCスプリント(交流GI)は6着、前走の浦和記念(交流GII)は8着に敗れていた。通算成績29戦11勝(JRA・8戦0勝、重賞6勝、うち交流重賞1勝)。