11日、小倉競馬場で行われたあすなろ賞(3歳500万下、芝2000m)は、中舘英二騎手騎乗の1番人気ヴィクトリーラン(牡3、栗東・田所清広厩舎)が道中は先団を進み、直線に入り外からスパートすると、先に抜け出し粘り込みを図る2番人気エイシンチョーテンをクビ差捉えて優勝した。勝ちタイムは2分02秒0(良)。さらに1.1/2馬身差の3着には3番人気マイネルポライトが入った。
勝ったヴィクトリーランは、父が05年の新種牡馬ヴィクトリースピーチ、母ウイニングフェロー(その父タマモクロス)という血統。昨年10月の2歳新馬(京都・芝1600m)、続く未勝利戦(芝1800m)共に2着と惜敗したが、3戦目の未勝利戦(芝1800m)で初勝利。格上挑戦となった12月のラジオたんぱ杯2歳S(GIII)では勝ったサクラメガワンダーから0.6秒差の3着と健闘したものの、1番人気に推された前走のくすのき賞(3歳500万下、芝1800m)では勝ったセキサンフジに3/4馬身差の2着と敗れていた。通算成績6戦2勝。