エイシンフラッシュ産駒のグラデュエイトが福島芝1800mでデビュー/関東メイクデビュー情報

2017年07月03日 18:00

グラデュエイトは体力もあるし初戦から自分の力を出してくれそう(撮影:竹之内元)

 先週から福島・中京開催が始まっており、今週も引き続き3場でメイクデビューが行われる。昨年はジューヌエコール(デイリー杯2歳S-GII)、ダンビュライト(皐月賞-GI3着)、マイネルスフェーン(ホープフルS-GII2着)など多くの活躍馬がデビューしていたが、今年はどんな未来の活躍馬が姿を見せるだろうか。

◆グラデュエイト(牡、父エイシンフラッシュ、母ミッキーハナコ、美浦・加藤征弘厩舎)

 昨年のセレクトセールに上場され、取引価格は1080万円(税込)。祖母のサウンドザビーチはJpnIII・TCK女王盃を勝っている。じっくりと乗り込み、6月28日には横山典弘騎手を背にウッドチップコースで長めから追われた。「この時期にしては体力があるし、息も十分に出来ている。大味というか、そんなに小脚が利くようなタイプではないけど、ジョッキーも好感触を伝えてくれた。初戦から自分の力は出してくれると思う」と加藤征弘調教師。7月9日、福島の芝1800mを横山典弘騎手で予定している。

◆グランデウィーク(牡、父スペシャルウィーク、母プロフェシーライツ、美浦・畠山吉宏厩舎)

 半兄に新馬戦→若竹賞を連勝したバンザイ、近親にスピリッツミノル(オープン勝ちを含む現5勝)、オノユウ(エーデルワイス賞)、シゲルコング(全日本2歳優駿2着)がいる。5月のHBAトレーニングセールに上場されたが、主取りになった。6月28日にはオープンクラスの古馬(マイネルクロップ)に先着しており、上々の気配だ。「500キロ近い馬格があるし、脚長の体つきでトビも大きいけど、動かすと重苦しさはない。ある程度、距離はあったほうが良さそうなタイプ。初戦から動けそうな雰囲気はある」と畠山吉宏調教師。7月9日、福島の芝1800mを戸崎圭太騎手で予定している。

◆ロードジパング(牡、父アドマイヤジャパン、母ミルフォードスバル、美浦・菊川正達厩舎)

 昨年の北海道サマーセールで取り引きされた。現3歳の半兄にオープン特別2勝(カンナS、クロッカスS)のタイムトリップ、全兄に通算8勝(地方5勝、JRA3勝)のグランデスバルがいる。ひと追い毎に時計を詰めており、6月28日には古馬を相手に追走先着と動きが良化してきた。「もう少し延ばすことも考えていたけど、だいぶ良くなってきた。血統的にも兄(タイムトリップ)とはタイプが違う。こちらは長めの距離が合いそう」と菊川正達調教師。7月9日、福島の芝1800mを予定している。

◆ベストヴォヤージュ(牝、父クロフネ、母シーズンズベスト、美浦・鹿戸雄一厩舎)

 ゼンノロブロイ産駒の母は新馬勝ちを含め、通算3勝。ゲート試験に合格後は牧場(ノーザンファーム天栄)で乗り込み、6月8日に再入厩した。「線が細くて成長途上の段階だけど、1歳上の兄(ベストプレディクト)よりはしっかりとしている。素直で順調に乗り込んでいるし、本馬場(芝)に入れたとき(6月14日)の動きは良かった。まだ何とも言えないところがあるけど、まずは1400mぐらいが良さそう」と鹿戸雄一調教師。7月9日、中京の芝1400mを福永祐一騎手で予定している。

(取材・写真:竹之内元)

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