不服申し立ての中谷騎手「自分にマイナスになる要素が多いとしても…」

2017年09月20日 22:20

JRAに対して不服申し立てを行った中谷雄太騎手

 18日の阪神11Rでペガサスボス(3着)に騎乗した際、直線でロイヤルストリート(5着)の進路を妨害したとして、23日から開催4日間の騎乗停止処分を受けた中谷雄太騎手が、20日、JRAに対して不服申し立てを行った。

中谷騎手のコメント

「今回の件につきまして、被害馬ロイヤルストリートの関係者の皆様、馬券を買われていたファンの皆様にご迷惑をお掛けしましたことを、まずはお詫び申し上げます。

 制裁を受けることに対しては致し方ないとも思いますが、処分内容に対しては明らかに納得ができなくて、不服申し立てをさせていただきました。

 多かれ少なかれ批判を受けるであろう怖さはありますし、前例では覆ったことがないのでやっても仕方がないのかもしれないし、自分にとってマイナスになる要素の方が多いとも思います。

 今回決意したのは、自分自身のためであるのはもちろんのこと、今まで泣き寝入りをする形で行動を起こせなかったり、納得できない制裁でも仕方ないと諦めてきた人もいたと思います。

 後進の騎手や関係者のために、そして今後の競馬界のために、一石を投じることが大事だと思いました。

 自分の考えが間違っていないか熟考し、(ペガサスボスの)矢作調教師や厩舎スタッフの方にも相談して、背中を押していただきました。

 被害馬の藤原先生にも、お詫びをした上で意向を伝えさせていただいたところ、了承していただけました。大変有難いことです。

 いばらの道であることは承知していますが、自分の信念を貫けるよう、強い気持ちを持って進もうと思います。

 後進にとって、いばらの道ではなくなるように…」

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