【菊花賞】キセキの奇跡を見たい&東京初お目見えのタニノフランケル/ねぇさんのトレセン密着

2017年10月20日 14:30

キセキを時にはゆったりと、時には厳しく接しながら育てている岸本助手(撮影:花岡貴子)

 この週末、日本に台風21号が接近しています。週末に競馬を控えた陣営、とくに菊花賞に駒を進める面々は週の初めから天気予報とにらめっこしていましたけど…。日を追うにつれ、悪くなる予報に頭を悩ませていました。

 キセキを担当する清山助手もそのひとり。愛馬はきれいな走りをするので良馬場でベストパフォーマンスを見せたいところですよね。

「台風が来ないように祈りたいけど、最近の雨雲レーダーは正確だから…」と渋い表情でした。角居師も「できれば良馬場で」としています。

 でも、父のルーラーシップは道悪OKだったんですよね。不良馬場の金鯱賞、AJCCを勝っているんですから!

「そうなんですよ、馬場が良いに越したことはないですけど、少々の道悪ならこなしてくれるのでは、と思っています」と辻野助手はこの心配が取り越し苦労に終わる可能性を示唆していました。

 馬の成長曲線にあわせて、春は必要以上に無理せずに走ってきました。かつてルーラーシップを担当していた岸本助手は、息子のキセキには調教パートナーとして時にはゆったりと、時には厳しく接しながら育ててます。この秋、ようやくキセキの馬体もしっかりしてきて、厳しく鍛えても耐えられるまでに成長しました。

「キセキの奇跡を見たいんですよ!」と、わたしは何度となく清山助手などにお願いしています。その日がそろそろ来るときなのかもしれません。

 そして明日21日、東京競馬場で行われるアイビーSにウォッカの4番仔であるタニノフランケルが出走しますね!

「大型馬らしく使いながら良くなっていますよ。馬場が悪くなってもマイナスにはならないと思います」(辻野助手)

 お母さんが大活躍した東京競馬場ですから、息子も合わないわけがありません。

「この馬も広い馬場のほうが走りやすいはずです。関東のファンの方の前でもいい競馬をしてきて欲しいですね」(辻野助手)

(取材・写真:花岡貴子)

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