26日、園田競馬場で行われた第10回兵庫若駒賞(2歳・ダ1400m・1着賞金400万円)は、先手を取った吉村智洋騎手騎乗の7番人気トゥリパ(牝2、兵庫・平松徳彦厩舎)が、そのままゴールまで逃げ切り、2着の2番人気フセノラン(牝2、兵庫・盛本信春厩舎)に2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分30秒3(重)。

　さらにクビ差の3着に1番人気アゼツライト(牡2、兵庫・荒山義則厩舎)が入った。なお、3番人気セイヴァーベナ(牝2、兵庫・盛本信春厩舎)はアゼツライトから2.1/2馬身差の4着に終わった。

　勝ったトゥリパは、父カルストンライトオ、母シーフェアリー、その父ユートカイザーという血統で、これが初勝利にして重賞初制覇。オーナーの橋本忠男氏は元園田の調教師(今年1月4日に勇退)。鞍上の吉村智洋騎手はその橋本忠男厩舎の所属騎手で(現在は飯田良弘厩舎所属)、元師弟コンビでの勝利(※)となった。

※吉村騎手は今年1月3日に橋本厩舎のエイシンニシパで新春賞(重賞)を制しており、師の引退の花道も飾っている。

【勝ち馬プロフィール】
◆トゥリパ(牝2)
騎手：吉村智洋
厩舎：兵庫・平松徳彦
父：カルストンライトオ
母：シーフェアリー
母父：ユートカイザー
馬主：橋本忠男
生産者：橋本牧場
通算成績：7戦1勝(重賞1勝)