キタサンブラックが史上5頭目となる同一年の天皇賞春秋連覇にいどむ(写真は17年大阪杯優勝時)
10/29(日)は東京・京都・新潟の3場開催。台風接近の影響で3場ともに高い降水確率の雨予報となっている。天皇賞・秋をはじめ、各レースに大きな影響を与えそうだ。
■天皇賞・秋はGI馬が8頭の豪華メンバー
東京メインは天皇賞・秋(GI)。史上5頭目となる同一年の天皇賞春秋連覇がかかるキタサンブラックを筆頭に、悲願の国内GI制覇を目指すリアルスティール、史上初の3歳牝馬Vを狙うソウルスターリングなど、GI馬が8頭揃う豪華メンバーとなった。秋の盾を手にするのはどの馬か。
■京都メインのカシオペアSに実績馬多数
京都11Rは芝1800mのオープン特別、カシオペアS。今年のシンザン記念(GIII)を制したキョウヘイ、昨年のチャレンジC(GIII)を制したマイネルハニーといった重賞ウイナーに、秋華賞2着馬パールコードなど実績馬が揃った。いわゆる「GIの裏」のレースだが、見ごたえのある一戦となりそうだ。
■新潟メインは「千直」のルミエールオータムダッシュ
新潟11Rは直線芝1000mのオープン特別、ルミエールオータムダッシュ。重賞ウイナーのアクティブミノルや、連勝中のアペルトゥーラなどが出走する。「千直」で今年3勝を挙げている藤田菜七子騎手はイオラニに騎乗。また、「ミスター千直」西田雄一郎騎手はプレイズエターナルに騎乗する。
■サダムパテックの半弟が東京でデビュー
2012年のマイルCSを制したサダムパテックの半弟、ダークナイトムーンが東京5Rの新馬戦でデビューする。馬名の意味は「闇夜の月」。他には、2016年セレクトセールで1億1880万円のタイセイグランツ、2015年セレクトセールで9504万円のサトノソルタスなども出走する。
■京都ではエイジアンウインズの半妹がデビュー
京都5Rの新馬戦には、レッドサクヤが出走する。2008年のヴィクトリアマイルを制したエイジアンウインズの半妹という血統。浜中俊騎手とのコンビで初陣を飾れるか。
■ミスエルテの半妹ミカリーニョ、2戦目で勝ち上がりなるか
東京3Rの未勝利戦(牝馬限定)にミカリーニョが出走。昨年のファンタジーSを制したミスエルテの半妹で、デビュー戦はクビ差の2着だった。2戦目のここで勝ち上がりなるか。
■超良血馬グローブシアター、3勝目を狙う
東京9Rの精進湖特別(1000万)にグローブシアターが出走。母がシーザリオ、兄にエピファネイア・リオンディーズという超良血馬で、前走の500万下は休み明けながら完勝だった。ここで連勝を飾れるか。
■外国人騎手旋風、本日も吹き荒れるか?
昨日の東京競馬ではC.ルメール騎手が7勝、V.シュミノー騎手が1勝。京都競馬ではM.デムーロ騎手、C.デムーロ騎手の兄弟がともに3勝と、いつにも増して外国人騎手旋風が吹き荒れた。本日は天皇賞(秋)を含め、5人の外国人騎手が東京で騎乗。日本人騎手の反撃にも期待したい。
■ばんえいでは北見記念が開催
ばんえい・帯広競馬場では20時10分(第10R)に北見記念(BG2)が行われる。かつては北見競馬場で行われていたBG1のレースだった。4連勝でばんえいグランプリを制したニュータカラコマ、高重量戦で強いオレノココロなどが出走する。