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実績・キャリアよりも重視すべきポイントとは/京王杯2歳S展望

2017年10月31日 06:00

新馬戦で最速の上りを使っているエントシャイデン(撮影:下野雄規)

 朝日杯へ向けての前哨戦という意味合いもあるが、2歳戦で唯一の短距離GIIということで、短距離志向の強い馬たちにとっては数少ない目標レースでもある。それだけに函館2歳Sをはじめとした一連の短距離路線の上位馬が集まるが、しかしながらそこでの序列が必ずしも当てにならない。

 例えば、昨年は函館2歳Sの勝者レヴァンテライオンが馬群に沈んで、そこで2着に敗れていたモンドキャンノが快勝。2014年も、函館2歳Sの勝者でのちにセントウルSも勝ったアクティブミノルが6着に沈み、勝ったのは小倉2歳Sを7着に敗れていたセカンドテーブルだった。

1.追っての味が求められる

 近年のこのレースにおける前後半3Fのラップ推移は以下の通り。

2016年:35.7-34.2
2015年:36.5-33.5
2014年:35.4-34.1
2013年:36.7-34.3
2012年:35.6-33.7
2011年:35.3-34.6
2010年:35.1-34.3

 最近7年間はいずれも後半のほうが速い「後傾ラップ」になっている。先行スピードだけでなく、追ってのキレ味が重要な点で、他場で行われる短距離戦とは異質な性格を持つ。

2.キャリアはあまり関係ない

 前走で重賞・オープン特別を使っていた組が勝率10.0%・連対率17.1%であるのに対して、前走が新馬戦だった1戦1勝馬が勝率12.5%・連対率18.8%。ほとんど互角と見ていいだろう。一連の2歳短距離路線とは異質なレースになるので、それまでのキャリアによる優劣比較はそれほど意味を持たない、というデータ。

3.サンデーサイレンスの血に注目

 昨年・一昨年ともにダイワメジャー産駒とキンシャサノキセキ産駒がワンツーを決めている。2014年の2着馬もキンシャサノキセキ産駒で、1着馬は母父がサンデーサイレンス。2013年も勝ったのは母父サンデーサイレンスで、2着がスペシャルウィーク産駒だった。レース上がりが高速化している近年では、サンデーサイレンスの血を持っている馬しかほとんど勝ち負けにならなくなっている。


 注目は、ディープインパクト産駒エントシャイデン。全姉にスプリント重賞2勝のブランボヌールを持つ評判馬である。新馬戦は時計こそ速いものではなかったが、出遅れながらも最速の上がりを使って差し切る強い内容だった。2着に負かしたラストプリマドンナは次戦で勝ち上がっており、レースレベルも低くない。重賞やオープン勝ちの実績馬の陰に隠れる形になる今回が狙い時と見る。

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