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エイシンティンクルなど、今週の主要調教馬場の時計/栗東トレセンニュース

2017年11月09日 13:30

重心の低い走りで徐々に兄に似てきた印象を受けるエイシンティンクル(撮影:井内利彰)

 今週の栗東は8日の調教時間前から雨が降り、調教中にも小雨が降っていたが、馬場に影響を与えるほどの雨量ではなかった。翌9日は晴れており、馬場が重くなるというよりもむしろ適度な水分があって、締まった走りやすい馬場だったと表現してもよいかも知れない。

【坂路/4F51.9秒】
 8日。一番時計はキタサンサジン(栗東・梅田智之厩舎)の4F50.3秒。4F50秒台はこの馬を含めて3頭しかいなかったが、4F51秒台の頭数はかなり多い。また4F目11秒台も5頭もいて、決して時計を要するような馬場ではない。

 その11秒台の1頭がエリザベス女王杯(11月12日・京都芝2200m)に出走を予定しているマキシマムドパリ(栗東・松元茂樹厩舎)。単走での追い切りだったが、その直後に同じレースに出走予定で人気が予想されるミッキークイーン(栗東・池江泰寿厩舎)が併せ馬を行っていた。4F時計が違うだけに、単純比較はできないものの、最後の1Fの動きはこちらが素晴らしく良く見えた。

 9日。一番時計はマイルCS(11月19日・京都芝1600m)の1週前追い切りを行ったウインガニオン(栗東・西園正都厩舎)。4F50.8秒は自己ベストを0.3秒更新する数字だっただけに、この馬自身の体調の良さに加えて、走りやすい馬場状態もあっただろう。

 先週の馬場差は「-0.3秒」。この馬場状態と大差ないのが今週。全体的な時計の出方を見ると、気持ち今週の方が時計を要しているような気もするので、馬場差は8日、9日とも『-0.2秒』としたが、基準時計よりも速い馬場であることは間違いない。

【CW/5F66.5秒】
 8日。どの時間帯にしても、走りやすく、時計が出やすい状況。特にハロー終了直後に関しては、適度なクッション性でスピードが乗りやすく、速度が持続されている感じ。もちろん体調が良いからこそ、それだけ動けている馬もたくさんいる。

 1回目のハローが終了した直後に追い切ったロードダヴィンチ(栗東・藤原英昭厩舎)は時計も動きも素晴らしい。後ろからマイルCSの1週前追い切りを行ったガリバルディが迫ってきたが、それに簡単に追い抜かれるようなことなく、力強く走れていた。

 9日。馬場状態としては前日と変わりなし。この日、素晴らしい動きを見せたのは2頭。そのうち1頭は1回目のハロー終了直後に追い切ったエイシンティンクル(栗東・坂口正則厩舎)。単走だったが、ゆったりとしたフットワークなのに、1F13秒台とスピードが出ている走り。最後まで余力十分の走りだったが、実際の時計は6F78.5〜5F64.3〜4F51.1〜3F37.5〜1F12.7秒。全兄はエイシンヒカリだが、重心の低い走りは徐々に兄に似てきた印象。レースは衣笠特別(11月19日・京都芝1800m)を予定しているとのこと。

 先週の馬場差は「-0.5秒」。今週も全体的な時計の出方を見ると、走りやすくて、なおかつ時計も出やすい馬場。よって、今週の馬場差は8日、9日とも『-0.6秒』で記録している。

【DP/5F64.5秒・D芝/5F63.0秒】
 今週の芝馬場は、雨が降った8日は10頭を超える追い切り頭数。馬場状態に関しては一時期の掘れてどうしようもなかった状態からは回復しており、ある程度は走りやすくなっている。ただ時期的なこともあり、スピードが出やすい状態とはいえない。よって、今週の馬場差は8日、9日とも『+0.5秒』で記録している。

 ポリトラック馬場の追い切り頭数は20頭を超えるくらい。馬場状態に関しては、いつもとあまり変わない。馬場差は8日、9日とも『-1.0秒』で記録している。

※調教馬場横の数字は基準時計。この数字以下の時計であれば、標準より速い時計と判断してよい。

(取材・写真:井内利彰)

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