マリアライトの全妹エリスライトが中山芝2000mでデビュー/関東馬メイクデビュー情報

2017年11月27日 18:00

 先週の京都2歳Sではグレイルが圧倒的人気のタイムフライヤーを退け重賞制覇。新馬戦ではレーヌミノルの半弟サトノプライドや、ロードカナロア産駒のサンラモンバレーなどが人気に応え快勝している。

 今週からは3場でメイクデビューが行われ、GI馬の妹など楽しみな馬がデビューを予定している。

エリスライト(牝、父ディープインパクト、母クリソプレーズ、美浦・久保田貴士厩舎)

 4歳上の全姉マリアライトはエリザベス女王杯、宝塚記念の勝ち馬。現7歳の異父兄クリソライトはジャパンダートダービーを勝っており、その他にもダイオライト記念の3連覇、韓国のコリアCを圧勝するなど国内外で活躍中だ。現5歳の異父兄リアファルも神戸新聞杯を勝ち、菊花賞3着の実績を残している。ゲート試験は9月中に合格済み。その後はノーザンファーム天栄で調整され、11月3日に再入厩した。

 先週の11月23日には蛯名正義騎手を背にウッドチップコースで時計を出し、古馬を追走して併入と上々の気配だ。「それなりに動けているけど、テンションが高いところもあるし、まだまだ心身ともに成長途上の段階。姉のマリアライトも古馬になってから良くなったし、じっくりと馬の成長に合わせながら進めていきたい」と久保田貴士調教師。12月3日、中山の芝2000mを蛯名正義騎手で予定している。

コニファー(牝、父カジノドライヴ、母スカーレル、美浦・二ノ宮敬宇厩舎)

 ゴールドアリュール産駒の母はダートで4勝。牝系からはエアジハード(安田記念、マイルCS、富士S)、プレシャスカフェ(CBC賞、シルクロードS)、ペインテドブラック(青葉賞、ステイヤーズS)、ユールシンギング(セントライト記念、新潟大賞典)など多くの重賞ウイナーが出ている。「普段の歩様は硬いけど、速いところに行くと大丈夫だし、いい動きをしている。そのあたりはカジノドライヴ産駒の典型という感じだし、血統的にもダート向きでしょう」と篠原調教助手。12月3日、中山のダート1800mを北村宏司騎手で予定している。

ツィンクルペタル(牝、父ヘニーヒューズ、母ツィンクルブーケ、美浦・大和田成厩舎)

 3代母のツィンクルブライドは桜花賞2着馬。近親にペールギュント(デイリー杯2歳S、シンザン記念)、ミッキースワロー(セントライト記念)などの活躍馬がいる。「軽い走りをするし、芝でもダートでも走れそう。いいスピードがありそうだし、気性的にも素直。そういう意味では初戦向きのタイプだと思います」と大和田成調教師。12月2日、中山のダート1200m(牝馬)を藤田菜七子騎手で予定している。

モンヴァントゥ(牡、父ヴィクトワールピサ、母マイティースルー、美浦・大和田成厩舎)

 クロフネ産駒の母は芝で4勝。デビューした兄姉(マイティーハニーマイティーゴールド)は2頭とも勝ち上がっており、伯母にスルーレート(フラワーC2着、クイーン賞3着)、いとこにブルミラコロ(現6勝)やハクサンルドルフ(現5勝)などコンスタントに走る一族だ。7月末にゲート試験をパス。その後はノーザンファーム天栄で体力強化を促し、10月下旬に再入厩した。「乗り込むに連れて少しずつ上向いているし、いいモノはありそうです。シュッとした脚に欠けるけど、芝の長い距離が良さそうだし、中山の2000mはいいと思います」と大和田成調教師。12月3日、中山の芝2000mをV・シュミノー騎手で予定している。

メジャーラプソディ(牝、父ゴールドアリュール、母キャッチータイトル、美浦・田村康仁厩舎)

 2歳上の異父姉メジャーエンブレムは阪神JF、NHKマイルCの勝ち馬。先週の更新でも取り上げたが、予定していた東京戦は抽選で除外の憂き目に…。仕切り直しのデビュー戦は12月3日、中山のダート1800mを三浦皇成騎手で予定している。

(取材・文:竹之内元)

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