【万哲の馬場予報】チャンピオンズC(中京ダート)「乱ペースにならない限り先行馬有利」

2017年12月02日 19:15

14年ホッコータルマエが典型的なVパターン

 毎週欠かさず馬場に関する情報を収集し、自身の予想に反映させるというスポーツニッポンの“万哲”こと小田哲也記者が、“予想に役立つ馬場情報”をコンセプトに、重賞が開催されるコースについて、当週の降水量・前日のレース結果等を踏まえた主観的意見から、よりライブな馬場状態を解説する。

【チャンピオンズC(中京ダートの傾向)】
 先月11月24日以降、晴天続きの中京ダート。土曜は予想通り、良馬場で終日行われた。乾燥したダートは時計が掛かる状況が予想されたが、結果的には標準の時計は出ていた。土曜10R・寒椿賞を勝ったメイショウオーパスは1分24秒3の2歳コースレコード。従来の中京2歳レコードが1分24秒5(クリスタルタイソン)で飛び抜けて速い時計ではないが、オーパス自身は持ち時計を1秒1短縮しており、一定の時計は出ている。

 ちなみにチャンピオンズCと同じダート1800mで行われた8R・500万下を勝ったクレマンダルザスは1分52秒7(過去自己ベストは1分53秒3=阪神)でこちらも時計をやや短縮した。標準的な良馬場といっていい。

 土曜のダート戦は7鞍。勝ち馬の最終4角位置は「8番手、8番手、2番手、2番手、3番手、4番手、2番手」。午前中の下級レースこそ差しは決まったが、その後は中京ダートらしく、先行馬が幅を利かせた。東京や京都よりコーナーがきつい中京は「外枠不利」は定説。

 昨年優勝したサウンドトゥルーも8番枠から早めにインに潜り、最後の直線だけは外に出して、ロスを最小限に食い止めて差し切った。乱ペースにならない限りは先行馬が有利。道中2番手から優勝した14年ホッコータルマエ(8番枠)が中京ダート1800mの典型的Vパターン。問題は今年の流れがどうか?典型的な先行馬は不在で、前の組に一見有利に映るが…。土曜の馬場状態から、優勝推定タイムは過去3年とほぼ同じ「1分50秒台前半」とみている。

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