4月9日から11日まで、豪州のシドニーで開催される「イングリス・イースター1歳セール」に、ディープインパクト産駒が3頭上場されることが明らかになった。
3頭はいずれも豪州における最大手のアロウフィールドスタッドからの上場馬。アロウフィールド所有の牝馬が日本に渡り、南半球の生産シーズンに合わせてディープインパクトが交配され、受胎した後に帰国して、豪州で出産した産駒たちである。
上場番号11番として登場するのが、母アルヴァータ(その父フライングスパー)の牝馬。母はG1クールモアクラシック(芝1500m)勝ち馬で、欧州遠征を敢行した際にはニューマーケットのG1ジュライC(芝6F)で3着となっている。
上場番号70番として上場されるのが、母チャーミングエステル(その父リダウツチョイス)の牝馬。叔父に豪州チャンピオンスプリンターのランカンルピーがいる牝系の出身。
上場番号442番として登場するのが、母ユーアーソーグッド(その父サヴァビール)の牝馬。母はG1オーストラリアンギニーズ(芝1600m)の2着馬だ。
日本から移籍したトーセンスターダム(父ディープインパクト)が2つのG1を制し、ディープインパクトの評価が更に高まっている時だけに、3頭が豪州のマーケットでどのような評価をされるか、おおいに注目されている。
(文:合田直弘)