【万哲の馬場予報】きさらぎ賞(京都芝)「内を通る利はさほどなく、最終的には持続力勝負」

2018年02月03日 19:00

強烈な瞬発力を誇る馬なら差し台頭も

 毎週欠かさず馬場に関する情報を収集し、自身の予想に反映させるというスポーツニッポンの“万哲”こと小田哲也記者が、“予想に役立つ馬場情報”をコンセプトに、重賞が開催されるコースについて、当週の降水量・前日のレース結果等を踏まえた主観的意見から、よりライブな馬場状態を解説する。

【きさらぎ賞(京都芝の傾向)】
 京都は東京ほど雪の影響を受けず、土曜の芝は良で終日行われた。Bコース使用は先週に続いて2週目。先週日曜メインのシルクロードSはインを通った2頭でワンツー。芝は内寄りを中心に傷みは見られ、例年のこの時季同様、時計もやや掛かる。ただ結論から先に言えば、土曜時点では内寄りを通る先行馬の粘りが十分利いていた。

 土曜は芝のレースは4鞍施行。優勝馬の最終4コーナーの位置取りは「1番手、2番手、1番手、6番手」。5R・未勝利戦(内回り1600m)を逃げ切ったナリタハーデス、9R・稲荷特別(内回り2000m)を逃げ切ったダノンディスタンスはスローに落とせたのも功を奏したが、純粋な逃げ切り勝ちだった。

 ただ、10R・エルフィンSだけは「差し、差し」の決着。これはレース前半34秒1に対し、後半3F36秒1と完全な前傾ラップ。勝ったレッドサクヤは最終4コーナー6番手から一気。展開に乗じて、差し届いた印象もある。勝ち時計1分35秒6は地味に映るが、例年とほぼ同じだ。

 きさらぎ賞は手頃な10頭立てで、直線の長い外回りを使用。内を通る利はさほどなく、最終的には持続力勝負か。芝は中〜外の方が多少でも傷みは少ないだけに、強烈な瞬発力を誇る馬なら差し台頭も十分ある。

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