東京11Rの第11回サウジアラビア
ロイヤルカップ(2歳GIII・芝1600m)は2番人気
エコロアルバ(坂井瑠星騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分33秒8(良)。1馬身半差の2着に7番人気
ガリレア、さらにクビ差の3着に1番人気
ゾロアストロが入った。
エコロアルバは美浦・田村康仁厩舎の2歳牡馬で、父
モズアスコット、母スターアクトレス(母の父フレンチデピュティ)。通算成績は2戦2勝。
レース後のコメント
1着
エコロアルバ(坂井瑠星騎手)
「最後の脚が速かったです。レースはゲートを出たなりで考えていましたが、思ったより出なくて、前が少しやり合ってゴチャゴチャしていましたが、気にせず走っていました。進んでいかないくらいで、ちょっと不安になる感じでしたが、一生懸命追っていました。直線に向いて少し反応が鈍かったのですが、動き出してからの反応はすごく速くて、少しエンジンがかかった時には勝つなという雰囲気でした。今日東京のマイルをこなし、1600mは問題ありません。性格も良い馬で、操縦性も良いので今後が楽しみな内容でした」
(田村康仁調教師)
「勝ち負けのレベルにあると思っていましたし、期待通りになって安心しています。ゲート練習は速かったですし、良い位置を取ってという青写真でしたが、これはまずいな...と思いました。最後方からになって3コーナーも追っつけていましたし、ピンチかと思いましたが、直線で手前を替えると一気にエンジンがかかって、凄く良い脚でした。初戦もでしたが、思っていたのと全く違う競馬になりましたし、自分たちが思っているのとは違った面がある馬でしょうか。距離適性はマイルか、1400mなのかなと思っていましたが、あのような競馬を見ると(暮れの2歳GI2つの)どちらに適性があるのか、ジョッキー、オーナーとも相談しようと思います」
2着
ガリレア(杉原誠人騎手)
「
バランスが少しずつ良くなってきている感じでした。ゲートの中が良くなかったですし、今日は出なくても、無理して行かせることはしないようにしようと思い、あの位置からになりました。折り合いもついていましたし、良い手応えで直線に向けましたが、(進路が)あくまでに時間がかかったのがもったいなかったなというのが正直なところです。それでもこのような競馬が出来たのは収穫ですし、まだまだ良くなる余地があります」
3着
ゾロアストロ(C.ルメール騎手)
「いつも通り、スタートが遅かったです。そのあとはスローペースで、直線では速い脚を使えませんでした。じわじわという感じでした。まだ子どもですし、これから良くなりそうです。1800m、2000mくらいですね」
4着
マーゴットブロー(荻野極騎手)
「馬の調子は本当に良かったです。前回からグッと良くなって、これならと思いましたが...。ただ、まだ成長途上なので、それを考えると、しっかり成長してきてくれているということが、何より良かったと思います」
5着
チュウワカーネギー(北村友一騎手)
「スローペースで、外を回っていましたが、本当は内に入れて、もっと溜めをきかせて走れていたほうが、終いはもう少し頑張れたかなと思います。力はある馬なので、並びかけに行ったときには、スッと並びかけに行ってくれました。ただ、最後にそこからのもうひと伸びが出来なかったのは、スローペースで外を回ったことと、少し間隔があいたこともあるかなと思います。間違いなく、一回使って良くなりそうです」