01年のエルムS(GIII)など重賞2勝したエンゲルグレーセ(牡8、美浦・奥平雅士厩舎)が、28日付でJRA競走馬登録を抹消した。今後の予定は現段階では未定となっている。
同馬は父プラウドデボネア、母エンゲルリーゼン(その父ウインザーノット)という血統。00年1月の中山競馬場で行われた新馬戦でデビュー勝ち。その後、ダート路線で順調に勝ち星を重ね、01年エルムS(GIII)で重賞初制覇。しかし、01年武蔵野S(GIII)4着後に脚部不安を発症し、長期休養を余儀なくされた。復帰後は精彩を欠いたが、05年ガーネットS(GIII)で16番人気ながら2着に好走すると、05年クラスターC(交流GIII)で3年11か月ぶりに白星を挙げた。10月の霜月S(OP)4着を最後にレースから遠ざかっていた。通算成績29戦7勝(うち地方2戦1勝、重賞2勝)。