現地時間7日、英・ニューマーケット競馬場で行われた英1000ギニー(3歳牝、英G1・芝8f)は、M.フェントン騎手騎乗の6番人気スペシオーサ Speciosa(牝3、英・P.スライ厩舎)が序盤から先頭に立つと、一時は後続に詰め寄られながらも二の脚を伸ばし、7番人気コンフィデンシャルレディ Confidential Ladyに2.1/2馬身差をつけて快勝した。勝ちタイムは1分40秒53(重)。さらに1馬身差の3着には9番人気ナシージ Nasheejが入り、1番人気に支持された昨年の欧州最優秀2歳牝馬ランプルスティルツスキン Rumplestiltskinは7着に敗れた。
勝ったスペシオーサは、父Danehill Dancer、母Specifically(その父Sky Classic)という血統の愛国産馬。叔母に05年フォワ賞(仏G2)など重賞4勝のプライド Prideがいる。05年6月にデビューし、4戦目で初勝利。6戦目のロックフェルS(英G2)で初の重賞勝ちを収めた。6か月の休み明け初戦となった前走ネルグウィンS(英G3)も制しており、3連勝でG1初制覇を果たした。通算成績8戦4勝(重賞3勝)。
鞍上のM.フェントン騎手、管理するP.スライ調教師共に同レース初制覇。また、同調教師はクラシック初挑戦初勝利、女性調教師による英国クラシック初制覇という快挙を達成した。