「桜花賞・Ｇ１」（４月８日、阪神）

　桜への視界は極めて良好だ。無傷の４連勝で楽々とチューリップ賞も通過したラッキーライラックが２８日、栗東ＣＷで桜花賞の１週前追い切りを敢行。大きく先行させたウォルビスベイ（３歳５００万下）を猛追して０秒２先着するという、迫力満点の動きを披露した。

　「追い付くのが速かったし、しっかり動けていましたね。落ち着きもありますし、ここまで順調に来ていますよ」。明るいトーンで語る松永幹師の表情に、曇りは一切ない。肩ムチ２発が入った程度で、６Ｆ８２秒５-３７秒９-１１秒５と時計的にも文句なしだ。

　「カイバも食べてくれている。来週もそれなりにやるつもりです」。カイ食いの心配がないから、しっかり負荷をかけられるのも女王の強み。盤石の態勢を築き、桜の舞台でもライバルたちの挑戦を退ける。