プラス20キロを感じさせないシルエットのダンビュライト(撮影:花岡貴子)
1勝馬ながら牡馬クラシックを大崩れすることなく皆勤した
ダンビュライト。その後、自己条件の1600万下特別からAJCC(GII)と連勝し、さらに安定感が増してきました。
「昨年秋くらいから、体質がかなりしっかりしてきました。もともと心臓もいい馬ですし、1勝馬ながら王道のローテーションを無理なく進んでいますね。特に準オープンからGIIIを飛び越えてGIIのAJC杯を勝てたのは大きい。それでいて、体調も崩れることなくリフレッシュ放牧をはさんでここまできました」と担当の濱田助手はニッコリ。
ホント、
ダンビュライトの調子はすこぶる良さそうなんですよ! 調教後の馬体重は494キロと前走比でプラス20キロですが、そんなことを全く感じさせない馬体です。ピッカピカ!! いいかんじの
シルエットで、特にトモの筋肉の隆起が実に細やかに際立っています。
「当日の輸送を考えると、ここから少し減って前走からプラス10キロ前後になるでしょう。でも、まったく太目感はなく成長分です。自信を持って挑めます」
枠順は7枠14番。ちょっと外かなーとも思いましたが、並びを見ると案外ちょうどいいかも!?
「偶数というのもいいですね。
ヤマカツライデンと一緒に内を見ながらスーッと上がっていけます」
ダンビュライトはいつも4角で先頭をうかがう位置にいますが、この並びならその姿も容易に想像できます。
キセキに続いて、お父さんの
ルーラーシップが勝てなかった国内GI勝ちを期待しています。
(取材・文:花岡貴子)