追い切りで高い能力見せるもキャリア2戦が鍵となるキタノコマンドール(撮影:井内利彰)
新馬、すみれSと連勝し、無敗で皐月賞(4月15日・中山芝2000m)への出走を予定している
キタノコマンドール(栗東・池江泰寿厩舎)。前走後は一旦放牧へ出されており、3月22日にノーザンFしがらきから栗東へ帰厩。今朝5日はレースに向けた1週前追い切りを行っている。
朝一番のCWコースへ水口優也騎手(レースはM.デムーロ騎手)を背に入場。
サトノゲイルとの併せ馬だったが、6F標識地点での追走距離は3馬身ほど。その距離を保ちつつ、3コーナー、4コーナーと遅めのラップで追走していく。
最後の直線は外。仕掛けられてから鋭く反応して、追いついてから追い抜くまでスムーズな動き。追えば追うほど伸びるといった感じで、時計は6F84.3-5F68.5-4F53.6-3F39.1-1F11.5秒と終いが速い。
自分のリズムで走ることができれば、かなり高いパフォーマンスができる馬だと思うが、今回は多頭数の中山芝2000m。追い切りを見ていても、一戦ごとに力をつけているのは間違いないが、今回に関しては多くの課題をきっちり克服できるかどうかがひとつのポイントになりそうだ。
(取材・文:井内利彰)