04年安田記念を制したツルマルボーイとポーズを決める安藤勝己騎手
04年の安田記念を制したツルマルボーイ(父ダンスインザダーク)が24日に死んでいたことが分かった。27歳だった。けい養先の駿ホースクラブが、インスタグラムで発表した。
栗東・橋口弘次郎厩舎から00年7月デビュー。中距離路線で上位争いを演じたが、04年安田記念で2年半ぶりに芝マイル戦に挑戦。安藤勝己騎手を背に差し切り、G18度目の挑戦で念願のタイトルを手にした。03年には
ジャパンC(15着)にも出走した。
27日、安藤氏は自身のXで「04年安田記念の前週はキンカメで勝たせてもらった日本ダービー。ハーツクライに乗れんかった経緯があって、橋口先生に借りを返したいと思っとった。当日は馬場が悪くて、ツルマルボーイは中距離を使ってきたからスタミナがあるからね。前に行っとる馬が次々に脱落して、進路が勝手に開いていった。
ビクトリーロードが見えて、追い出す前に気合を入れてゴーグルを一枚外そうと思ったら全部外れてもうて…なんてのも勝ったから話せる話。ダービー翌週に橋口先生を喜ばせられたのも嬉しい誤算で、勝負事には運と巡り合わせが必要って感じた不思議な勝利やった。ツルマルボーイのご冥福をお祈りします」とつづった。