【天皇賞】レインボーライン全力リベンジだ 前走からの回復順調

2018年04月28日 07:00

 淀の長丁場で血が騒ぐレインボーライン

 「天皇賞(春)・G1」(29日、京都)

 長野オリンピックに沸き、街にはSMAP初のミリオンヒットとなった夜空ノムコウが流れていた1998年。春の天皇賞を射止めたのは浅見厩舎の管理馬メジロブライトで、惜しくも2着に甘んじたのが、後に種牡馬としても大きな足跡を残すことになるステイゴールドだった。

 あれから20年。春の盾で演じられたあのバトルは、時を超えて血のドラマを紡ぎ出す。前哨戦となる阪神大賞典を制して春の盾に挑む浅見厩舎のレインボーラインは、ステイゴールドの息子。かつてのライバルは、類いまれなスタミナを産駒に伝え、13、14年フェノーメノ、15年ゴールドシップで3連覇を決めている。

 決戦を2日後に控えた27日朝。レインボーラインは、栗東CWを2周して戦う準備を進めた。「前走からの回復も問題ありませんでしたし、動き、テンション、体つきも変わっていませんからね。変わらず来ているのが、何よりです。本当にいつも一生懸命走ってくれるので」。担当する若松厩務員は、落ち着いた口調でこう話した。

 パドックから馬場へと向かう地下馬道で闘争心を表に出すのは、これまで通りだという。オンとオフがはっきりしているタイプ。気持ちの強さは、父譲りと言えるかもしれない。12着に終わった昨年のリベンジへ。今回でG1挑戦は10度目となる。常に全力。折れない心で再び淀の3200メートルに立ち向かう。

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