17日、北海道・洞爺湖町のメジロ牧場で、4月3日に心不全で死亡したメジロマックイーンの法要が営まれた。現役時に同馬を管理していた池江泰郎調教師やメジロ商事代表の北野雄二氏など約100人が参列し、同馬との別れを惜しんだ。法要後、同馬の遺骨は祖父メジロアサマらが眠る同じ敷地内に納骨された。
メジロマックイーンは父メジロティターン、母メジロオーロラ(その父リマンド)という血統。半兄に86年菊花賞、87年有馬記念(共にGI)を制したメジロデュレン(父フィディオン)がいる。天皇賞父仔3代制覇となった91年天皇賞・春(GI)をはじめ中長距離GIを4勝、94年には22頭目のJRA顕彰馬にも選考されるなど、近年屈指の名ステイヤーとして一時代を築いた。通算成績21戦12勝(重賞9勝)。
94年から種牡馬入りし、98年クイーンC(GIII)を制したエイダイクイン、01年フラワーC(GIII)のタイムフェアレディなどを輩出した。今年、牧場では3頭の牡馬が産まれており、さらに2頭の受胎が確認されている。