【ヴィクトリアマイル】馬体ふっくらレッツゴードンキ梅田師「理想的な調整ができた」/ねぇさんのトレセン密着

2018年05月12日 19:50

馬体は余裕を持たせてふっくらと仕上がっているレッツゴードンキ(撮影:花岡貴子)

 レッツゴードンキは過去2回参戦したヴィクトリアマイルでは10着、11着と2桁着順が続いておりサッパリ成績が振るいません。そこで3度目のチャレンジとなる今回は調整方法をガラリと変えて挑みます。

「今までと違うことをしています。まず、ジョッキーを乗せずに追い切る。そして、リフレッシュ放牧をはさまずに滞在させての調整。馬体は余裕を持たせてふっくらと仕上げています」と梅田師はかなり大胆に新しい策を企てているのです。

 調教パートナーの西原助手も「これまでスプリント戦のレース前は馬房でも結構ピリピリとしてテンションも上がっていましたが、今回はそういったところがあまり見られず落ち着いていますね。今回はマイル戦ですし、このくらいのテンションを保ってゲートに入ってくれれば」とニッコリ。新しい調整方法にドンキは順応しここまでは計画どおり順調にきているようです。

 調教後の馬体重は514キロと、前走比でプラス14キロ。担当の寺田厩務員は「輸送前の体はこれまでのレース前と比べるとふっくらしていますが、東京への輸送、到着後のカイバ食いなどを経てマイルを走るのにちょうどいい体になっているように逆算しています」とこの数字も計算づくの上で仕上げていることを説明してくれました。

「装鞍などをクリアし、ゲートに入るまである程度ゆったりしたテンションを保ってくれるといいな、と思っています」

 このような新しい試みは思い描いた想定どおりに進んでいる様子。梅田師も「理想的な調整ができた」とこのプランにかなり自信を示していました。東京マイルは他の競馬場の同距離よりタフさが要求されると言われているとはいえ、レッツゴードンキは2015年度の桜花賞馬。彼女が二度目のマイルGIを制しても何ら不思議はありません。与えられた1枠1番から岩田騎手がどんなインさばきをみせるのか、注目です。

(取材・文:花岡貴子)

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