グリーンF

母は米国産活躍馬、ロードカナロア産駒ガーデンコンサートがデビュー/関東馬メイクデビュー情報

2018年06月25日 18:00

いい感じに仕上がってきているガーデンコンサート(撮影:竹之内元)

 先週の新馬戦はエメラルファイトが1番人気ミディオーサとの叩き合いを制し、8番人気のブレイキングドーンが2着に3馬身の差をつけ快勝するなど先々が楽しみな馬が出てきたが、今週はどのようなパフォーマンスを見ることができるだろうか。

◆ガーデンコンサート(牝、父ロードカナロア、母アースサウンド、美浦・尾関知人厩舎)

 米国産の母は浦和のオーバルスプリントを勝ち、兵庫ジュニアグランプリ2着、全日本2歳優駿3着などダートの交流競走で活躍。JRAでもオープン特別のBSN賞を勝っており、通算6勝(JRA5勝、地方1勝)を挙げた。現4歳の異父兄アースオブフェイムもダート1200mで勝ち上がっている。

「21日の追い切りは古馬に遅れたけど、ウッドチップコースで長めからやったのは初めて。しっかりと追えたのはいいですね。ちょっと息遣いの面に物足りなさを感じるところがあったけど、このひと追いで変わってくるでしょう。血統通り、いいスピードがありそうなタイプ。その中でも今のところはコントロールが利くし、いい感じに仕上がってきていると思います」と尾関知人調教師。6月30日、福島の芝1200mを戸崎圭太騎手で予定している。

 尾関知人厩舎からはグランソヴァール(牡、父ダンカーク、母スイートマカロン)もスタンバイしている。こちらは6月30日、福島のダート1150mを石川裕紀人騎手で予定。

◆グランデメッシ(牡、父セイントアレックス、母ビューティサフラン、美浦・畠山吉宏厩舎)

 伯叔父母に現4勝のサフランハート、昨夏にデビュー勝ちしたサフランブーケ。牝系を遡るとトウカイパルサー(愛知杯)やマルブツイースター(小倉2歳S)などの活躍馬がいる。6月20日には坂路で4F53.9-38.5-25.4-12.3のタイムを出し、年上の3歳馬に先着した。ラスト1Fのシャープさが目立つ。「まだ緩いところがあるけど、雄大な馬格でガッシリとした体つき。性格も素直だし、稽古通りなら初戦から動けそう」と畠山吉宏調教師。7月1日、福島の芝1200mを津村明秀騎手で予定している。

◆シティーオブスター(牡、父ハーツクライ、母テルアケリー、美浦・矢野英一厩舎)

 Tapit産駒の母は米2勝。G1デビュターントSを勝ち、G1オークリーフS2着、G1ハリウッドスターレットS3着など2歳時から活躍した。5月下旬から坂路とウッドチップコースで追い切りを積み重ね、ひと追い毎に時計を詰めてきている。「ハーツクライ産駒らしく、いい脚を長く使えそうなタイプ。平坦コースも良さそうだし、初戦から楽しみ」と矢野英一調教師。7月1日、福島の芝1800mを戸崎圭太騎手で予定している。

◆ロジャーズクライ(牡、父ハーツクライ、母ロジャーズスー、美浦・国枝栄厩舎)

 8歳上の異父姉Turbulent Descentはサンタアニタオークスなど米G1・4勝。日本でデビューした兄姉には目立つ活躍馬こそいないが、コンスタントに勝ち上がっている。ゲート試験に合格後はノーザンファーム天栄で乗り込み、6月7日に再入厩。その後も順調に追い切りを消化している。「良くなってくるのは先かもしれないけど、まずまずの動き。ハーツクライ産駒らしく、性格的にピリッとしたところがある。広いコースの方が良さそうだけど、福島の小回りに対応できれば…」と国枝栄調教師。7月1日、福島の芝1800mを北村宏司騎手で予定している。

(取材・文:竹之内元)

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