好時計をマークしたグレートタイム(写真奥 撮影:井内利彰)
7月11日、大井競馬場ダート2000mで行われるジャパンダートダービー。JRAからはユニコーンSを勝ったルヴァンスレーヴ(美浦・萩原清厩舎)などが出走予定だが、今朝6日はそのユニコーンSで2着だったグレートタイム(栗東・藤原英昭厩舎)がレースに向けた追い切りを行っている。
朝一番のCWコースでイダエンペラーとの併せ馬。6F標識地点ではイダエンペラーが1秒以上先行する形だったが、3コーナーあたりからその差を詰めていき、4コーナーから直線を向く頃は内から前を射程に入れていく。
馬体を並べるまでは早かったが、そこからは相手も手応えに余裕があった分、楽には追い抜かせてくれない。一度内から前に出たかと思うシーンはあったが、結局ゴール地点では同入。先着はできなかったものの、時計は6F79.3〜5F63.8〜4F50.2〜3F37.6〜1F12.3秒とかなり速い。
栗東は前日からかなりの雨量となっているので、ウッドチップ馬場も相当重たくなっているはず。そのあたりをイダエンペラーに騎乗していた田代信行調教助手に聞いてみると「掘れていない場所ならクッションが利いているから、ある程度しっかり走れる」とのことだった。
(取材・文:井内利彰)