平地重賞の最高齢勝利記録(12歳)を持つオースミダイナー(牡18)の、唯一の産駒となるクラダイナー(牡2、北海道・楠克美厩舎)が7日、札幌競馬場で行われたフレッシュチャレンジ2歳(ダート1000m)でデビューした。同馬は互角のスタートから中団待機。ペースが上がった3角すぎから遅れ始め、7着に敗れた。それでも、走破時計の1分03秒8(良)は未勝利なら勝てるレベル。今後のレースが期待される。
オースミダイナーは91年4月に栗東・小林稔厩舎からデビュー。6戦5勝と快進撃を続けたが、脚部不安で引退。その後ホッカイドウ競馬で再デビューを果たし、00年の北海道スプリントC(交流GIII)で、JRAから遠征してきたフラワータテヤマや3歳馬のマークオブハートらを相手に12歳で優勝し、平地重賞の最高齢勝利記録を更新した。通算成績48戦21勝(うちJRA8戦5勝、重賞10勝)。03年から種牡馬となったが、初年度に1頭の産駒を残して、種牡馬生活を事実上引退している。