米年度代表馬フェイバリットトリックなどが焼死

2006年06月08日 20:00

 現地時間6日、アメリカのJEHスタリオンステーションで火災が発生し、同牧場で繋養されていたフェイバリットトリック Favorite Trick(牡11)、サラトガシックス Saratoga Six(牡23)などサラブレッドの種牡馬、クォーターホースの種牡馬合わせて6頭が火災に巻き込まれ焼死した。

 フェイバリットトリックは父Phone Trick、母Evil Elaine(その父Medieval Man)という血統の米国産馬。同馬は2歳時にBCジュヴェナイル(米G1)など8戦8勝の成績を挙げ、2歳馬にして97年米・年度代表馬のタイトルを獲得している。通算成績16戦12勝。産駒にJRA現2勝のハンナフレグランス(牝3、美浦・戸田博文厩舎)、ケンタッキーBCS(米G3)を制したダトリック Datrickなどがいる。

 サラトガシックスは父Alydar、母Priceless Fame(その父Irish Castle)という血統の米国産馬。同馬は2歳時にデルマーフューチュリティ(米G1)など制し、通算4戦4勝の成績を挙げて引退した。産駒には97年サンタモニカH(米G1)を制したトーガトーガトーガ Toga Toga Toga、ダート1400mのJRAレコード(1分21秒9)を樹立し、通算7勝を挙げたタイキパイソンなどがいる。

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