夏の川崎はマイルがアツい! 人気No.1“場立ち予想士”が川崎1600mを徹底解説/スパーキングSC

2018年08月21日 19:40

昨年のスパーキングSCは渾身の“的場ダンス”に導かれ、ケイアイレオーネがV(撮影:高橋正和)

 夏の川崎競馬はマイル戦がアツい! 夏休み開催で競馬場に多くの家族連れが見られるなか、8月22日(水)に南関東重賞・スパーキングサマーカップ(SIII・20時15分発走)が、川崎1600mの舞台で開催される。

 そこで今回は南関東競馬の公認予想士で、場内No.1の人気を誇る「夢追人」こと高瀬孝也さんを直撃。川崎マイル戦のみどころと馬券的攻略法を聞いた。

「この仕事をさせてもらって、35年。さすが予想のプロ! と言われるような、深いこと複雑なことを言いたいのですが、率直に川崎マイルで馬券を当てたければ『逃げ馬・インコースの3番手』の馬を買え!それだけですね(笑)。

 コースの特徴としては他の南関3場と比べてコーナーが小回りなのが大きいです。向こう正面で動いていっても、3コーナー手前では内側に入らないと行けないですから、先頭まで一気に押し上げないと厳しい。そんな脚を使える馬は、滅多にいません。

 そうなると差し馬は、直線を向くまで待って脚を使うしかないのですが、直線が300mあるといっても、すぐトップスピードに乗れないわけで、実質脚を使える距離は200m。浦和の直線が200mなので、直線が長いからといって“川崎>浦和”という差し馬有利の理屈は当てはまらないでしょう。

 あくまでイメージですが、スピードとスタミナの比重は大井のマイルが6:4ならば、川崎は8:2。馬場が軽くなれば9:1にもなるスピード馬の天国なんです。スパーキングSCは地方全国交流レースですので様々な地域から集まってくるとは思いますが、南関馬で穴馬を見つけるとしたらここがポイント。大井や船橋で着順が悪くても、先行できていれば見直す材料にはなります。どんな天候、馬場状態でも同じマイル戦なら他3場に比べてスタミナ、パワーがなくても勝負になるのが、川崎競馬場なんです。

 少し話が逸れてしまいますが、そんな川崎競馬のマイル戦を追い込んで勝った去年の全日本2歳優駿。ルヴァンスレーヴには、長年川崎で競馬を見てきましたがド肝を抜かされました。

■17年全日本2歳優駿(9番:ルヴァンスレーヴ)

 展開を思い描くところから、予想は始めるのですが、そんなのは全く無駄(笑)。馬場や展開なんて関係ない化け物。JRAからこういう馬が参戦してくると、コース傾向などの理屈を抜きにして馬の能力で予想しなくてはいけません。

 ただスパーキングSCは地方交流戦ですから、きっちり展開を思い描いたほうが的中への近道になると思います」


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