土曜日の新潟5Rでデビューするスイープセレリタス(撮影:佐々木祥恵)
今週の新潟でデビューする注目の2歳馬3頭について、関係者のコメント。
【8月25日(土)】
■新潟5R 芝1600m
・スイープセレリタス(牝2・美浦・藤沢和雄、父ハーツクライ、母スイープトウショウ、母父エンドスウィープ、母は2004年の秋華賞、05年の宝塚記念、エリザベス女王杯とGI3勝)
池添謙一騎手
「牝馬なので反応に繊細な部分がありますが、良い走りっぷりをしていますね。ここまで順調に調教をこなしてきて、良い形でレースに臨めそうです。
跨った時の体型、脚の幅が母の感じと似ています。(スイープトウショウは)偉大なお母さんですからね。この馬も良い素質がありますし、レースを重ねて成長していって、母を追いかけていけるといいと思います。
自分が乗っていた馬の子供を騎乗依頼されるのは、騎手冥利に尽きます。楽しみで仕方ないですね」
・サトノエルドール(牡2・美浦・国枝栄、父ディープインパクト、母ミゼリコルデ、母父ファスリエフ)
国枝調教師
「ゲート試験に受かった後に放牧に出しました。ゲートが開いた時に一瞬遅いところがあるのですが、競馬に行けばさほど出遅れるということはないでしょう。こちらに帰厩後は十分乗り込んでいます。
ディープ産駒のわりには少しのんびりしていて、ガンガン行くタイプではないですね。そういう意味でも直線の長い新潟外回りは合っていると思います」
【8月26日(日)】
■新潟5R 芝1200m
・アイファーブリッジ(牝2・美浦・竹内正洋、父パドトロワ、母アイファーコラソン、母父スターリングローズ)
竹内調教師
「410キロくらいと小柄な馬ですが、入厩してからもしっかり乗り込んでいます。DDSP(若駒によくみられ、喉頭口前方にある軟口蓋が喉頭口付近に変異して呼吸を阻害する)の症状がありますが、調教で舌を縛るとその症状は出ません。レースでも舌を縛って臨みます。気が良くてスピードもありますし、初戦向きですね」
(取材・文:佐々木祥恵)