前走の小倉サマージャンプでは、まさかの出し抜けで不覚を取ってしまった◎アップトゥデイト。出遅れて、早めに脚を使ったとはいえ、切れる脚が使えない弱点を露呈してしまった格好だ。4歳秋の入障から丸4年で、今回が21戦目。年齢的にピークを過ぎているのは否めないが、小倉サマージャンプは昨年も敗れている相性の悪いコースでもあった。前走は白浜騎手も久々の手綱だったが、今度は負けられないところだ。連勝中の阪神コースに替わって改めて期待したい。
相手が難解だ。ここは「格」よりも「調子」を優先したい。障害競走13戦目の初勝利から3着、そして1着と調子をあげている○シゲルクロカジキ。阪神コースは未勝利戦を脱出した相性の良いコース。相手は強いがキャリアなら負けていない。
アップトゥデイトを除けば出走メンバー中、唯一の重賞勝ち馬が▲マイネルフィエスタだ。アップトゥデイトとは過去7回顔をあわせて1度も先着を果たしていないが、このレースは半兄テイエムハリアーがレコード勝ちしたレースでもある。兄とは少々タイプが異なるが、それでも昨年のこのレースでは離されたとはいえ3着と健闘しているのはコース適性があるからだろう。3番手以下には落とせない。
9頭立てで、断然人気が予想される馬から入る以上は手を広げられないが、オープンで頭打ちになっているメンバーよりはフレッシュな馬たちに期待したい。オッズ次第で△ラヴアンドポップ、リノリオを抑えたい。